CT125
アウトドアに対応したCT125は、CT110がリバイバルされたモデルである。CT110は海外では狩りに使われたことからハンターカブとも呼ばれたモデルだ。
このハンターカブについて紹介したいと思う。
CT125の特徴
2019年に発売されたCT125・ハンターカブはアウトドアに対応したスーパーカブである。スーパーカブ自体がしっかりと作られたものだが、さらに不整地走行にも耐えられるようにフレームを再設計された。
出力特性は低中速寄りになっていて、最高出力は8.8px、最大トルクは1.1kgmとなっている。数値だけを見ると微妙かもしれないが、乗ってみるとレスポンスがよく、低中速に粘りがある。特に低いギアに力強さが感じられるので、トライアル的な走りが可能だ。燃費計算上では満タンで300km以上走れるのもカブらしい。不整地走行向けのバイクといっても一般道路でも問題なく、衝撃吸収性に優れているのでトコトコ走る分には乗り心地もよい。ライティングポジションは快適で疲れにくくなっているので、ツーリングにも余裕でこなせるだろう。シート高が800mmあるが通常のバイクのように跨らないので足つきは悪くない。リアキャリアにはCT110譲りの大型のリアキャリアを搭載している。バイクキャンプも楽しめるだろう。
前モデルのCT110はタマ数が多いため、中古で購入しやすいが、最新のCT125をおすすめしたい。
CT110について
1968年に発売されたCT50の復活バージョンとして、1981年に登場したCT110・ハンターカブは、トレッキングバイクと称していた。スーパーカブの派生モデルだが、不整地を走行するためにマフラーはアップマウントされ、テレスコピック式のフロントサス、省略されたレッグシールド、派手な赤い塗装など、外観的にはスーパーカブには見えないバイクだった。大型のリアキャリアを搭載しているため、積載能力も高い。
105ccなのでよほどの幹線道路でなければ流れに乗るのも問題ないはずだ。
電装が6Vなので、ライトが暗かったり、グリップヒーターが取り付けられない欠点がある。どうしても装備したいなら昇圧が必要になるだろう。
CT110の中古車価格
中古車市場でのタマ数が多いことから、40年前のバイクながら価格帯は24万~74万円ほどとなっている(バイクブロスより参照)。買取額も26万~38万円(バイクワンの取引情報)だった。