Z900RS
まるでZ1/Z2を復刻させたようなネイキッドモデルとして2017年に発売されたZ900RS。今回はZ900RSについて解説しよう。
Z900RSの特徴
Z1/Z2のような見たフォルムだが空冷ではなく水冷4気筒エンジンを搭載。しかし、空冷エンジンを彷彿とさせる放熱フィンを備える。足回りもフロントフォークが倒立式になっていたり、リアサスペンションがモノショック化されていたりと最新テクノロジーが採用されている。他にもLEDヘッドライトやABSなどを搭載。見た目は往年のフォルムだが最新技術を用いているので安心して乗れるだろう。
2018年には、火の玉カラーが復刻し、2020年には往年のZ1を思い起こすタイガーカラーが設定された。バイクファンなら泣いて喜ぶ仕様だ。排気音もチューニングされていて低音の効いたサウンドが気持ちいい。
なお、新車だと135万円、中古車でもほとんど価格は変わらない。
Z1/Z2の特徴
モノによっては1,000万円を超える超プレミアム車のZ1/Z2。1972年に国内ではなくアメリカで販売されたZ1こと「900 Super 4」。そして、国内向けに排気量を縮小したZ2こと「750RS」。
当時のカワサキが持つ技術の粋を集めたモデルだ。レース用だけのメカニズムだったDOHC4気筒を一般車に投入。最新技術というだけではなく、信頼性や耐久性も優れていたのである。
デザインも好評でメインのアメリカだけではなくヨーロッパでも大ヒットとなり、レースでも活躍したのであった。
新車当時の価格は1,895ドルで、為替相場の価格だと約57万1,500円で販売されていた。特に高価なのが「火の玉タンク」と呼ばれるカラーのもので、生産台数が少ないこともあって希少性が高くなっている。
なんと2019年冬にZ1/Z2のシリンダーヘッドの金型を作り限定1,000個だが再生産したのである。サードパーティのリプロダクト品はあるのだが、マニアはオリジナルを求めるもの。それだけZ1/Z2が人気ということなのだろう。
Z1/Z2の中古車価格
大人気のバイクだけあって、中古車価格でもZ1/Z2ともに400万円を超える。状態によってさらに高価になるので、簡単に手は出せないだろう。
バイクワンのオンライン査定でも2~300万円とかなりの買取価格だ。個人売買で売る人はまずいないはずだから、基本的にはネットにある検索サイトを活用することになるだろう。